• 2026年3月9日

精神障がい者保健福祉手帳とは?精神科専門医が解説

精神科専門医が解説

精神疾患で治療を受けている方の中には、
「精神障がい者保健福祉手帳」という制度について聞いたことがある方もいるかもしれません。

しかし、

  • どんな制度なのか
  • 取得すると何が変わるのか
  • 自分が対象になるのか

など、詳しく知らない方も多いと思います。

ここでは、精神障がい者保健福祉手帳について説明します。


精神障がい者保健福祉手帳とは

精神障がい者保健福祉手帳は、
精神疾患による生活の困りごとを支援するための制度です。

精神疾患によって日常生活や社会生活に制限がある場合に、自治体から交付される手帳です。

対象となる疾患には、例えば

  • うつ病
  • 双極性障害
  • 不安障害
  • 統合失調症
  • 発達障害
  • てんかん

などがあります。


等級について

精神障がい者保健福祉手帳には 3つの等級があります。

1級

日常生活に大きな支援が必要な状態

2級

日常生活や社会生活に一定の制限がある状態

3級

社会生活に一定の困りごとがある状態

実際の等級は、医師の診断書などをもとに自治体が判断します。


手帳を取得するメリット

精神障がい者保健福祉手帳を取得することで、さまざまな支援制度を利用できることがあります。

例えば

  • 税金の控除
  • 公共料金の割引
  • 交通機関の割引
  • 就労支援制度
  • 障害者雇用枠での就労

などです。

自治体によって利用できる制度は異なる場合があります。


申請の流れ

精神障がい者保健福祉手帳の申請は、通常以下の流れで行います。

① 精神科で診断書を作成
② 市区町村の窓口に申請
③ 審査
④ 手帳の交付

申請には、精神科医の診断書が必要になります。


精神科での治療が必要です

精神障がい者保健福祉手帳は、
精神科で継続的な診療を受けていることが前提となる制度です。

そのため、

  • 気分の落ち込み
  • 強い不安
  • 不眠
  • 仕事や生活がつらい

といった症状が続いている場合は、まず精神科で相談することが大切です。


一人で悩まず相談を

精神科というと、受診のハードルを感じる方もいるかもしれません。

しかし、精神科は特別な人だけが行く場所ではありません。

体調が悪いときに内科を受診するように、
心の不調を相談する場所の一つです。

気になる症状がある場合は、早めに相談することで状況を整理できることもあります。

どうぞお気軽にご相談ください。

当日受診、オンライン診療も受け付けております。

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新宿駅前こころと発達のクリニック
院長 坂田晃浩
日本精神神経学会 精神科専門医
日本医師会認定産業医
認知症サポート医

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