うつ病
身体症状や気分の落ち込み、意欲の低下が長期にわたって続くことにより、日常生活に支障を来たすようになる心の病気です。
「眠れない」、「食欲がわかない」、「やる気が出ない」、「何をしていても楽しくない」といった症状が見られたときは、うつ病の可能性があるので、なるべく早めに当院をご受診ください。
特定の人が罹る病気ではありません
うつ病は、特定の人が罹る病気ではありません。
何らかの誘因により、誰もが発病することがある身近な病気なのです。
実際、罹患者数は増加の一途をたどっており、日本国内だけでも100万人以上の患者さまがいると言われています。
このような方は、うつ病の可能性があります
- 憂うつな気分が続いている
- 何をしても楽しくない
- 何事にも興味がわかない
- 食欲が落ちてきた
- よく眠れない
- 朝起きるのがつらい
- 何かに追い詰められている気持ちになる
- 失敗したときに、自分を責めてしまう
- 自分には価値がないと感じる
- 思考力や決断力が落ちてきた
- 死にたくなることがある
など
うつ病の治療
患者さまにもよりますが、まずは休養を十分にとることが大切です。
これによって疲れた心と体をリラックスさせます。
職場や学校、ご家族の理解と協力を得て、心身ともに落ち着いた状態にすることにより、うつ症状が改善することがあります。
ただし、多くの場合は薬物療法が必要になります。
当院では、患者さまのお話をじっくりとお伺いしたうえで、うつ病のタイプを見極め、適切なお薬を処方します。
主に抗うつ薬をいくつか組み合わせて使用しますが、患者さまによっては、症状に合わせて抗不安薬や睡眠導入剤なども使用します。
治療にあたっては、精神科専門医の院長が、患者さまのお話を丁寧に伺いながら治療方針を決定していきます。
なお、薬物療法だけでなく、精神療法を取り入れることもあります。
性格的にストレスなどの影響を受けやすい患者さまの場合、認知行動療法によって症状の改善が期待できます。
躁うつ病
躁うつ病は、文字通り「うつ状態」と、「躁状態」を繰り返す病気です。
気分が落ち込んで無気力となる状態だけでなく、その対極にあるハイテンションで活動的な時期もあるため、「双極性障害」と呼ばれることもあります。
治療が必要な病気です
気分の波自体は誰にでも見られます。
ご自身にとって心地よい出来事があれば気分が高揚しますし、悲しい出来事があれば気分も落ち込みます。
従って、ハイテンションな時期とローテンションな時期があること自体は、人として極めて自然な状態です。
しかし、この気分の波が激しくなり、日常生活に支障を来たすようになった場合は、躁うつ病の可能性があります。
ご本人には自覚がないことも多いのですが、下表のような徴候がみられたときは、お早めに当院をご受診ください。
このような方は、躁うつ病の可能性があります
- 通常よりもはるかに強い気分の高揚感
- 全身にエネルギーが満ち溢れているような気分
- 自分が偉くなったと思い込む
- 機嫌がよく、全く知らない他人に対しても話しかけてしまう
- 夜に眠らなくても平気でいられる
- 相手が寝ている時間でも平気で電話をかけてしまう
- 口数が多くなり、喋りはじめると止まらない
- 誇大妄想を抱くようになる
- 借金をしてまで物を買いあさってしまう
- 性的に無分別な行動をしてしまう
など
躁うつ病の治療
躁うつ病の治療は、うつ病とは異なり、休養やカウンセリングだけで回復が期待できることはほとんどありません。
それぞれの症状に合わせ、薬物療法を基本に据えていく必要があるのです。
躁うつ病は多様な症状が出現するため、お薬の使い分けが重要となります。
治療にあたっては、精神科専門医の院長が、患者さまのお話を丁寧に伺いながら治療方針を決定していきます。