• 2026年3月9日

大人のADHDとは?特徴と診断について精神科医が解説

「仕事でミスが多い」
「忘れ物や遅刻が多い」
「集中力が続かない」

このような悩みを抱えている方の中には、**大人のADHD(注意欠如・多動症)**の特性が関係している場合があります。

近年は、子どもの頃には気づかれず、大人になってからADHDと診断されるケースも増えています。

今回は、大人のADHDの特徴や診断について精神科専門医の立場から解説します。

ADHDとは

ADHDは**注意欠如・多動症(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)**と呼ばれる発達障害の一つです。

主な特徴は

  • 不注意
  • 多動性
  • 衝動性

の3つです。

子どもの発達障害として知られることが多いですが、ADHDは大人になっても特性が続くことがあります。

大人のADHDの特徴

大人のADHDでは、子どもの頃とは違った形で症状が現れることがあります。

よくみられる特徴には次のようなものがあります。

不注意

  • 忘れ物や紛失が多い
  • 仕事のミスが多い
  • 集中力が続かない
  • 締め切り管理が苦手

衝動性

  • 思ったことをすぐ口にしてしまう
  • 衝動買いをしてしまう
  • 感情のコントロールが難しい

生活の困りごと

  • 部屋の片付けが苦手
  • 予定管理が難しい
  • 時間管理がうまくできない

こうした特徴が続くことで、仕事や人間関係で困りごとが生じることがあります。

大人になってから気づくことも多い

ADHDは子どもの頃から特性がある発達障害ですが、

  • 学生時代は問題にならなかった
  • 社会人になって仕事が増えた
  • 管理することが多くなった

などの理由で、大人になってから困りごとが目立つようになることがあります。

また

  • うつ症状
  • 不安症状
  • 適応障害

などをきっかけに医療機関を受診し、ADHDの可能性が指摘されるケースもあります。

ADHDの診断について

ADHDの診断は、症状だけでなく生活歴や発達歴などを総合的に評価して行います。

一般的には次のような流れになります。

問診

現在の困りごとや生活状況について詳しく伺います。

幼少期の様子の確認

ADHDは発達障害のため、子どもの頃からの特性があるかどうかを確認します。

心理検査

必要に応じて

  • ADHD評価尺度
  • 知能検査

などの心理検査を行うことがあります。

大人のADHDの治療

ADHDの治療では、主に次の方法を組み合わせて行います。

環境調整

仕事の進め方や生活の工夫を行うことで、困りごとを減らすことができます。

薬物療法

必要に応じてADHD治療薬を使用することで、集中力の改善が期待できます。

心理的サポート

特性を理解し、自分に合った対処方法を身につけることも重要です。

ADHDかもしれないと思ったときは

次のような状態で困っている場合は、医療機関への相談を検討してもよいかもしれません。

  • 仕事のミスが多い
  • 忘れ物が多い
  • 集中力が続かない
  • 生活の管理が難しい

ADHDの特性を理解し、適切なサポートを受けることで生活の困りごとが改善することもあります。

気になる症状がある場合は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

当日受診、オンライン診療も受け付けております。

予約URL https://melmo-app.com/clinic/692e795b44b5b8ef4bc1515d

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新宿駅前こころと発達のクリニック
院長 坂田晃浩
日本精神神経学会 精神科専門医
日本医師会認定産業医
認知症サポート医

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